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梅雨を乗り切る!くせ毛の種類別 上手く スタイリング するコツと対処法

2018.6.12

梅雨 は1年で一番髪がうまくいかない季節

アジサイ あじさい

 

梅雨になるとどうも上手くまとまらない。
せっかく時間をかけてハネと広がりをおさえたのに玄関を出た瞬間、朝の労力は何だったんだってくらい広がりとうねりが出て来てしまう。

時間を返して!

って言いたくなりませんか?
この季節は髪のスタイリングを諦めてる方って多いですよね。

 

乾燥した春や秋ほどのまとまりまではいかないですが、普段のちょっとしたお手入れでいつものスタイリングが持ちやすくなる湿気対策をご紹介します。

  

なぜ梅雨に髪が広がり、うねるのか

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髪の くせ ダメージ湿気、乾燥が原因です。
日本人の70%が くせ毛 と言われてます。そう、湿度の高いこの日本に直毛の人は少ないのです。

普段まっすぐでも、雨の日はパサついたり、微妙に広がったりするのも髪に空気中の水分が入り、くせが出てくるからです。

 
では、なぜ湿度が高いと髪のクセが出るのか。

くせ毛 のほとんどは乾燥毛で湿気を吸い込みやすい髪質です。

しかも乾燥毛は普通毛よりダメージしやすいので、ちょっとした負荷でキューティクルが剥がれ、そこから水分が入り、更にうねりやパサつきが出やすくなります。

 
乾燥しやすいくせ毛には湿気は大敵なんですねー。

  

くせ毛 の 種類

くせ毛 種類

  

捻転毛

捻転毛は、髪の毛が縄のように部分的に不規則にねじれて、均一な太さでない髪の毛の形のことです。
捻転毛の特徴は、ねじれている髪の毛のところがよく折れるため、よく切れ毛になることです。
子供に多いのが特徴です。

  

波状毛

日本人の くせ毛 の中で、最も多いくせ毛です。
軽くうねっているタイプや、三つ編みをほどいたような状態になっているタイプなどがあります。
湿度が高くなると、髪の毛が膨らんでしまい、まとまりがつかなくなることと、癖が髪の生えてる場所によって違うのでバランスを整えるのが難しいです。梅雨時に、朝のスタイリングがすぐに崩れてしまう人は、波状毛であることが多いです。

  

連珠毛

連球毛は、見た目は直毛に見えますが、ふくらんだ部分と細くなった部分が交互にあり、数珠玉を繋いだようになっていて、ごわごわした感触をしています。連球毛は、きれ毛になりやすく、捻転毛と同じように、縮毛矯正が効きにくいくせ毛です。
連珠毛はよく親から子へと遺伝するそうです

  

縮毛

縮毛は、文字通り細かく縮れたくせ毛のことで、他のくせ毛のタイプの中では一番強いくせ毛と言えます。縮毛矯正でストレートヘアにすることができます。

   

くせ毛になるしくみ

くせ毛は毛根の歪みによって出来ます。できたての髪は軟らかいので毛根がまっすぐだと直毛ですが毛根が曲がっているとその形で伸びてきてうねりになります。毛根の歪みの角度が強くなるとくせも強くなります。

   

くせ毛の原因

くせ毛になる原因は遺伝がほとんどですが、生活習慣などが影響することによって十分に髪に栄養がいき届かないために、後天的になることもあります。

  

  

 

遺伝によるくせ毛

片親がくせ毛の場合、70%以上がくせ毛になり、両親がくせ毛の場合、90%以上がくせ毛になると言われています。
両親 が くせ毛 だと、ほぼほぼくせ毛ってことです。
また、両親が直毛でも祖父母がくせ毛だと隔世遺伝によりくせ毛になる場合があります。

  

生活習慣 による くせ毛

食の欧米化で、動物性脂肪が多く含まれている食べ物が増えました。
動物性脂肪 の 過剰摂取 がくせ毛の原因になってしまいます。
動物性脂肪を摂りすぎると、血液がドロドロになり栄養が充分に送られなくなります。
さらに、余分な皮脂が分泌されます。
また、 過度な ダイエット や 偏った食生活 もくせ毛になる事があります。

 

 

頭皮の汚れによるくせ毛

皮脂や汚れが毛穴に詰まると、毛穴の皮脂や汚れを回避するように髪の毛が生えるため捻転毛になります。 毛穴の汚れが、捻転毛の原因の一つと言われています。

  

  

思春期や成長期に直毛→くせ毛

この場合、ホルモンバランスなどの影響もあり、15歳位までは髪質は凄く変わりやすいと言われていますが、遺伝が関係してる事もあります。

ダメージ による くせ毛


くせ毛というより、髪質が変化する場合があります。ドライヤーの乱用、トリートメントなどのヘアケアを怠ったために発生する完全な後天的くせ毛。ドライヤーやヘアアイロンの使いすぎに注意し、トリートメントで髪をしっかりと補修していけば、ストレートをあてる必要はありません。

 

年齢 とともに出るくせ毛

40代くらいから頭皮の毛細血管が少なくなります。頭皮の血流が低下すると毛根に栄養が行き渡りにくくなります。
また、紫外線やストレスなどによるダメージから頭皮を守る働きも年齢とともに低下していき、その結果ハリコシがなくなっていきます。
ハリコシが無くなるとクセによる影響を受けやすくなります。
20代から60代にかけて毛細血管の量は約73%減少すると言われています。
もう一つは年齢によるうねりのもとになるタンパク質が40代以降から作り出され、その影響で髪がうねり、それによりパサつきがでてくるそうです。

 

ストレス による くせ毛

現代社会 ストレス
ストレスは現代社会に切っても切れないものです。人によってさまざまなストレスがありますが、ストレスによって、頭皮の血流が悪くなり毛根に栄養が行き届かなくなりくせ毛になったり、ホルモンバランスや自律神経が乱れることでくせ毛になる事があります。

  

  

くせ毛 の 対策

  

アウトバストリートメント(流さないトリートメント)を付けましょう

髪の毛は根元の方がダメージが少なく、髪も密集しているので乾きにくく、毛先になればなるほど毛量が少なくなり紫外線や外部の刺激を受けているので乾燥しやすくなっています。ドライヤーをする前に毛先中心に付けることでドライヤーの熱から守ります。この時、根本につけすぎるとぺたっとしてしまうので注意してくださいね。
ドライヤーの熱で栄養分が髪に浸透し、毛先が収まりやすくなります。たとえ健康な髪でも、予防の為にもドライヤーを使う前にかならず毎日つけるくせをつけてみてください。

 

 

アウトバストリートメント以外にもシャンプートリートメントを変えてみるのもおすすめです。

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ドライヤーを使う


逆にドライヤーをしないとくせが出てスタイリングがしにくいだけでなくその他のデメリットもあります。
生乾きで頭皮に雑菌が繁殖しやすくなる。
頭皮の臭いの原因。
髪がパサつきやすい。
血行不良による細毛の原因。
そのまま寝ると枕で擦れてキューティクルが剥がれダメージになる。
ドライヤーは必ずした方がいいです。

 

ドライヤーの使い方

 
くせ毛にとってドライヤーの乾かし方はかなり重要になります。
普段も乾かし方で毛先の収まり広がり、うねり、スタイルの持ち、全てが変わってきます。
梅雨なら尚更です。

 

①まずは根元から乾かす

毛先は普段から乾燥しやすくパサつきやすい部分なので、毛先からドライヤーを当ててしまうと、乾かしすぎ(オーバードライ)になります。同じ場所に当て続けないように注意しつつ、根元から乾かしましょう。

 

②頭の下半分の根元を乾かす

一番乾きにくい部分なので最初はそこを中心に乾かします。
特に後頭部の下あたり、耳後ろ、耳上などは乾いたと思ってドライヤーを終えても湿ってることが多いです。少しでも湿ってるとクセが出やすくなるのでしっかりめに乾かしましょう。
ドライヤーを当てる方向も重要になります。

前からだけでなく後ろから前に向かって少し引っ張り気味で乾かすと内巻きになりやすくハネにくくなります。
頭を下に向けて乾かすのもいい方法ですがずっと下を向いてると同じ場所しか乾かせないので時々体勢を変えてやってみて下さい。ずっと下向いてると頭に血が登ってしんどいですしね。

 

③下半分の根元が乾いてきたら上の根元を乾かす

毛先はまだですよー。
上半分は少し乾かし方が変わります。
根元を乾かすのは同じですが、分け目のところで分けて上から乾かすと分け目がピチっと付いてしまうので分け目をまたぐ感じで斜め後ろから斜め前に向かって乾かします。この時も少し引っ張り気味で乾かすとクセが伸びておさまりやすくなります。
ほぼ乾いたら分け目を決めて上から乾かすとキューティクルが揃って艶が出やすくなります。(ボリュームがいらない方は早めの段階で上から乾かすようにして下さいね)

 

④根元が乾いたら次はお待ちかねの毛先です

根元を中心に乾かしたのでショートじゃなければ毛先は湿ってる状態です。(毛先が既に乾いている場合、アウトバストリートメントが少ないか毛先にドライヤーの熱が当たっている事になります)
毛先は乾燥しやすく、すぐに乾きやすいので内巻きになるように優しく乾かしてください。毛先にダメージがある場合、引っ張ったり無理に手ぐしを通したり熱を当てたりし過ぎないようにしてくださいね。

  

   

アイロンの使い方

湿度の高い時は特にアイロンをすると収まりやすくなり、スタイルも長時間キープ出来ます。
ただ、アイロンは高温なのであまり使いすぎるとダメージになる事もあるので注意が必要です。

 

 

1.アイロンの温度は?

アイロンは温度が高いほどくせが伸びやすい反面ダメージも出やすくなります。
アイロンによるダメージの原因は
温度、髪に触れている時間、回数、摩擦
です。
140~160℃の低めの温度だと伸びが悪いので、何回もアイロンをしてしまったり、ゆっくりしないとくせが伸びません。
170℃~190℃ぐらいの高温だと伸びが良いですがあまりゆっくりしすぎるとダメージが出やすくなります。
200℃以上はオススメしません。少しの使用でもダメージが避けれません。
なれない時はどうしても手つきが遅くなるので低めの温度で、慣れてきて手早く出来るようになれば温度を少しづつ上げるのがダメージしにくいコツですよ。

 

  

2.アイロンはできるだけくせが収まっている状態でする

寝癖がついている状態でアイロンをすると、強く何回も熱を通さないと伸びないのでダメージの原因に!
寝癖がついている場合は1度毛先ではなく跳ねている髪の根元を濡らし、完全に乾かしてください。その後、3~5cm幅位をアイロンします。あまり太くとるとくせが伸びないので何回もしてしまいダメージしやすくなるので薄く取ってアイロンを通してくださいね。

  

  

終わりに

流さないトリートメントやドライヤーの使い方はくせを抑えて扱いやすくすることは出来ますが、根本的なくせ毛の改善にはなりません。
日々の生活習慣を見直してストレスのない規則正しい生活をすることがくせ毛を改善する方法の一つです。
1度見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

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